如意寺の歴史

仁王門

当寺は天平(奈良時代)の頃、行基菩薩が開基された、「行基ゆかりの寺」です。 鎌倉時代、伏見天皇は如意寺に深く帰依され、「如意寺」の墨書の勅額を下賜されたことからもわかるように、古来、病気平癒・心願成就・厄災消除など、萬人帰依の祈願(ご祈祷)寺として今日に至っています。初詣は約3万人の人出となり、祈願や「花の寺巡り」など、年間約10万人の参拝で賑わいます。 「海の見える寺」としても知られる境内は、仁王門のすぐ前に海(久美浜湾)の広がる景勝地にあり、いつお参りしても晴れやかな気分になります。本尊は「十一面観音」で、眼守護のご利益で知られ、境内に湧出する「閼伽井(あかい)の水」は眼守護の霊水であります。毎年8月9日の本尊会「千日会(せんにちえ)」には、花火、灯篭流し、大文字焼きが久美浜湾を火にそめ、町をあげてのにぎやかな夏祭となります。


阿弥陀如来

日本で唯一の建築様式である「重層宝形造」の不動堂に祀られる「日切不動尊」は特に有名で、厄除・家内安全・商売繁昌・病気平癒・試験合格・縁結び・安産など所願成就のご利益で広く親しまれ、終日香煙の絶えることがありません。当寺はまた、『関西花の寺25カ所霊場』の第七番札所で、一年を通して、境内周辺に咲く数百種の四季折々の花木や草花(山野草)を楽しむことができます。特に4月、境内に隣接する一万株の<ミツバツツジ>自生林の散策道“花のトンネル”は、一帯をピンク色に染めて見事です。


紅葉

この散策道には、春一番の2月より、梅、椿、マンサク、ヒュウガミズキ、ヤマザクラ、コブシ、キブシ、ガマズミ、ナナカマド、サワフタギ、山法師、沙羅などの自然の花木が次々と咲き、5~10分で里山を歩く気分を味わえます。秋は美しい紅葉となります。この散策道と一体である本堂裏の「四季の山野草 珠山千年石の庭」には、早春から晩秋まで多くの”和の山野草”がかわいい花をつけ、参拝の人の目を楽しませてくれます。(山野草だけで250種)


仏像と建物

~主な仏像~

【本尊】十一面観世音菩薩(秘仏)  (伝 行基菩薩作)平安後期
≪ご利益≫ 眼守護、病気平癒
【日切不動尊】(伝 弘法大師爪彫り)
≪ご利益≫厄除、家内安全、病気平癒、安産、合格、商売繁昌、交通安全、海上安全、無事息災、良縁成就、大漁祈願 他
【阿弥陀如来座像】(伝 恵心僧都作 平安後期 定朝様式 桧材一木造 )
≪ご利益≫盗難除け、無事息災
【金剛力士像(二体)】
鎌倉前期で、2m40㎝の重文級。
松の一木造。平成14~15年、京都市の美術院国宝修理所で解体修理終了。
≪ご利益≫家運隆昌、足腰守護

阿弥陀如来像

~主な建物~

【本堂】
江戸時代様式のままに,昭和初期、中期に大修理
【仁王門】
〔仁王門〕門の写真は、上記説明文の中に掲載されています。
【不動堂】
昭和五十八年新改築。重層宝形造。(高さ26メートル)
和様・唐様・天竺様を融合した日本唯一のめずらしい様式。設計・施工は、金閣寺再建にも関わった名工・中村淳治棟梁
【六角堂(絵馬堂)】
名工・中村淳治棟梁の設計施工(昭和58年新築)

住職、書籍のご紹介

宝珠山  如意寺 住職 友松祐也

昭和23年、久美浜町如意寺にて生まれる。
京都府立高校で二十年間教鞭を執った後、退職。
平成三年より住職となる。
寺務のほか、「花説法」、各地の市町村での講演や「まちづくり」などで活動。特に「講演」や「花説法」は、人生の真実に迫る幅広い内容をユーモアや笑いを交えて熱く語る。聴く者を飽きさせない新鮮な話題と語り口が各地で好評である。
著書『花寺和尚の 心の花が開くとき』(大法輪閣)他。
平成14年9月、NHKラジオ「宗教の時間」で、『心の花を咲かせよう ~花説法二千回』を放送。

書籍のご案内

花寺和尚の心の花が開くとき

20年間、高校の教師を務めた経験もあり、その教え子をはじめ、花寺を訪れる人々との出会いや交流の中で見聞した、書き下ろしエッセイ35題を収録した書籍です。

■定価/1,470円(本体1,400円)
■形態/B6判並製(236ぺ一ジ)
■初版/2002年6月
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【関西花の寺二十五ヵ所】
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【関西花の寺二十五ヵ所巡礼】
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