如意寺だより |
12月号 2013.11.30 |
境内の落葉の大半を占める桜の葉もほぼ落ちて、残るはモミジくらいとなってきました。 落ち葉の掃除や雪吊りなど、冬の準備が如意寺でも始まっています。 お参りになられる方の中には、山陰の冬の味覚を食べに来られた遠方の方も結構いらっしゃるようです。 餅花、しめ縄、松飾りなどの準備ももうすぐです。 |
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当寺の初詣は、丹後・但馬一円、また遠方より、約3万人のご参拝者で |
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賑わいます。縁起物、御守り等の授与品も多数あり、甘酒の接待(三日間)も行います。 詳しくは以下をからご覧下さい。 初詣のご案内 |
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今回の「ほとけさま」
お仁王さん 開口している方を阿形(あぎょう)像、閉口している方を吽形(うんぎょう)像と呼び、仁王は本来一体の執金剛神が二体となった分身と考えられています。 「阿」はものの「はじまり」を象徴し、万物の根源・真理に到達することを意味します。「吽」はものの「おわり」を象徴し、一切の知徳がそこに帰結し悪の門を閉ざして罪悪を遮断することを意味しています。 また「阿」が出発点で、「吽」が結末 |
如意寺仁王像(阿形) |
であるというように、すべてには始めがあって終わりがあります。門を通るとき自分は今ちょうどその中間にいると自覚させてくれるのが仁王だと考えることもできます。 如意寺の仁王さん(金剛力士像)は、鎌倉時代初期、重文級の大変すぐれたもので、表面は当時を再現する漆の古色仕上げが施されています。 仁王は破摧の武器である金剛杵を執り寺院の山門に立つ忿怒の像で、その威厳ある風貌か ら、〈家運隆昌〉〈開運厄除〉、また〈足腰守護〉〈安産守護〉〈子育て〉など、広く信仰を集める存在となっています。本像は、像高に2メートル三十七セン チの木像で、平成十三~十四年度に「京都府社寺等文化資料保全補助事業」として、京都国立博物館内の(財)美術院国宝修理所で総工費二千万円をかけて精密な解体補修が行われました。 |
住職のことば
地域情報
**クミナリエ** "ルミナリエ"を知らない人はおられないと思います。 では、"クミナリエ"とは?
答:クリスマス・イヴ、大晦日、正月三が日に久美浜へお越し下さい。町の前に広がる波静かな久美浜湾。その対岸にどっしりと座る"かぶと山"。その山腹に浮かび上がる「大文字」。なかなか見られない景色です。(点灯は、どの日も夕方から)「大文字の赤い灯」は、それぞれの日を、それぞれの思いで迎えられる皆さまに、それぞれの表情で揺れながら輝いてくれること |
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と思います。温かくしておいで下さい。如意寺前からが一番正面に見える"絶好点"です。 除夜の鐘は、午後11時40分から撞けます。甘酒接待(アルコール分はありません)あり。温まってください。
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