如意寺だより |
3月号 2014.2.28 |
初春の境内
2月号で今年の丹後は雪がなかったお話をしましたが、結局お節分から3月に近付いても雪はありませんでした。 反対に関東、甲信ではかつてない大雪に見舞われており、年々天候の不順が心配されます。
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ですが、いよいよ春の足音が聞こえてきました。境内には紅アセビや福寿草、黄蓮(オウレン)といった初春の花が咲き始め、心躍らせてくれています。 鯉の泳ぐ池の側には座禅草(ザゼンソウ)が今年は顔をのぞかせてくれました。どこにでも咲く、という訳ではない花ですので、年によって咲いたり葉っぱだけだったりのことも |
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あります。是非お参りの際に見てあげて下さい。 花も毎年同じように咲くわけではありません。冬の寒さなども花の生育に大きく影響するようです。今年の冬を越えた花達がどんな姿を見せてくれるのか楽しみですね。 また4月1日は日切不動尊の大祭、柴燈護摩供が行われます。不動堂の前に壇を構え、行者によって所願成就のお護摩をお焚き上げします。どうぞお参り下さい。 |
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今回の「ほとけさま」
前回、東方の薬師如来様を取り上げましたので、今回は西方の阿弥陀如来様についてご紹介いたします。 「阿弥陀如来」はサンスクリット語のアミターバ、アミターユスを音写したもので、その訳をもって「無量光(無量の光明)如来」「無量寿(無量の寿命)如来」とも呼ばれます。 |
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言うまでもなく日本では極楽浄土の思想が広がり、西方浄土の教主として最も盛んに信仰されています。阿弥陀如来のたてられた四十八の誓願のうちの往生願には、阿弥陀如来を念仏すれば、この世を離れても西方浄土に往生し、限りない生を享受して心安らかに暮らせることができると約束されています。 |
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如意寺の庫裏に安置されている阿弥陀如来は檜の一木造りで平安後期頃の作と言われ、非常にきれいなお顔をされておられます。 |
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住職のことば
● 今の状態を受け入れることができる人は器が大きい。そこが出発点である。
● やさしくすればやさしくしてもらえる。
● もっと愚直に頑張るか、思いっきり頑張るか、どちらかにしたい。